メモリアル動画は、写真と音楽で故人の人生をたどる短い映像です。ご家族は告別式やお別れ会で上映したり、偲ぶ会で繰り返し流したり、参列できなかった親族に送ったりします。編集の技術や高価なソフトは必要ありません。必要なのは、写真と向き合う時間と、心を込めたいくつかの判断です。
このガイドでは、その判断を順番に説明します。すぐに始めたい方は、無料のメモリアル動画メーカーが組み立てを引き受けます。写真とお名前、年を入れて音楽を選べば、1つの動画ファイルとしてダウンロードできます。

1. どこで流すかを決める
写真を集める前に、動画をどこで上映するかを決めましょう。それによって画面比率と長さが決まります。
- 式場のスクリーンやプロジェクター: 横型16:9を使います。1〜2曲分、およそ3〜6分に収めると、式の静かなひとときに集中して見てもらえます。
- 会食や偲ぶ会でのループ再生: こちらも横型ですが、参列者が出入りするので8〜15分と長めでも大丈夫です。
- 家族のスマホで共有: 縦型9:16ならスマホの画面いっぱいに映り、LINEやSNSにも向いています。
両方必要なら、まず横型を作り、同じ写真から縦型を作りましょう。1分ほどで済みます。
2. 写真を集める
早めに家族に声をかけましょう。良い写真の多くは、ほかの誰かのアルバムやスマホの中にあります。共有アルバムを作るか、1人がまとめて集めるのが便利です。
何枚必要? 1枚4秒なら、20枚で約1分半、40枚で約3分です。式で流す動画なら20〜40枚がちょうどよい範囲です。会食で長く流したい場合は、2〜3本に分けて続けて再生できます。
プリント写真の取り込み:
- 明るく均一な自然光の下に、写真を平らに置きます。
- スマホを写真と平行にして真上から撮ると、四隅がまっすぐになります。
- 反射を避けるため、天井の照明を消し、窓の光が直接当たらないようにします。
- 追加する前に、アルバムの台紙や白い縁をトリミングしましょう。
AIで動かしたい写真ほど、取り込みの質が大切です。顔がはっきりと明るく写っているものを選びましょう。
3. 写真を並べる
時系列は、人生の物語を伝えるいちばん自然な順番で、参列者にも分かりやすい構成です。
- 幼少期と家族のルーツ: 赤ちゃんの頃、学校の写真、両親やきょうだい。
- 成長の日々: 10代、友人、初めての仕事、趣味。
- 結婚と家族: 結婚式、子どもたち、わが家、家族旅行。
- 晩年: 孫、旅行、愛した人々と場所。
- 最後の笑顔: 楽しそうで穏やかな表情の写真で締めくくります。
それぞれの章の中で、顔のアップと集合写真や風景写真を交互に並べると、動画にリズムが生まれます。ぼやけた写真、暗すぎる写真、後ろ姿だけの写真は外しましょう。
4. 音楽を選ぶ
雰囲気を何より左右するのは音楽です。いくつかの目安を紹介します。
- 動画3〜4分につき1曲。 40枚の動画ならおよそ1曲です。
- 多くの式にはやさしいインストゥルメンタルが合います。 ピアノ、弦楽、アコースティックギターなら写真が引き立ちます。
- 故人が好きだった曲は、ぐっと個人的なものになります。 よく口ずさんでいた歌や、思い出の1曲。
- フェードイン・フェードアウトを。 静かな会場では、音楽が突然始まったり途中で切れたりすると目立ちます。
メモリアル動画メーカーには自由に使えるやさしいインストゥルメンタルが3曲入っており、端末から曲をアップロードすることもできます。音楽は動画の長さに合わせてループまたは短縮され、自動でフェードイン・アウトします。動画を公開する場合は、使用する権利のある音楽を使いましょう。著作権のある曲はプラットフォームで消音されることがあります。
5. タイトルカードと結びの言葉
最初のカードは動画を静かに始め、どなたを偲ぶ動画なのかを伝えます。シンプルで十分です。
- 皆さんに親しまれていたお名前。
- 生没年(例:1938 – 2026)。
最後のカードは、画面が暗くなる前にひと呼吸の余韻をつくります。短い言葉がいちばんです。いつまでも心の中に、ありがとう、安らかに、または好きだった詩の一節など。
6. 数枚の写真を動かす(任意)
AIで静止画に、やさしい微笑み、まばたき、わずかな首の動きを加えられるようになりました。控えめに使えば、見慣れた顔がもう一度動く姿は胸を打ちます。すべての写真に使うと、かえってやりすぎに感じられます。
若い頃のポートレート、結婚写真、最近のアップなど、いちばん大切な3〜8枚を選びましょう。はっきりした正面の写真がもっともきれいに動きます。ほかの写真にはゆっくりしたパンとズームがかかり、動画全体が落ち着いた映画のような印象になります。
7. 組み立てて、試写する
- お名前、年、結びの言葉を入力します。
- 写真を追加してドラッグで並べ替え、動かしたい写真に印をつけます。
- 音楽、画面比率、1枚あたりの秒数を選んで、動画を作成します。
スライドショーはブラウザの中で組み立てられるので、写真は端末から出ることがなく、無料で透かしも入りません。AIで動かす写真はクレジットを使い、数分余分にかかります。
必ず上映する場所で試写しましょう。 USBメモリや式場のパソコンにファイルをコピーし、前日に実際のスクリーンで再生します。会場のスピーカーから音が出るか確認し、予備のコピーも用意しておきましょう。
よくある質問
メモリアル動画の長さは? 式の中で流すなら3〜6分がちょうどよいことが多いです。会食でのループ再生なら長くても構いません。
写真は何枚必要? 1枚4秒なら1分あたり約15枚です。20〜40枚でまとまった追悼動画になります。
写真が少ししかない場合は? 1枚あたり5〜10秒にし、何枚かをAIで動かして、短めの曲を選びましょう。短い追悼でも十分に心に残ります。
無料で作れますか? はい。メモリアル動画メーカーなら、アカウントも透かしもなしで無料でスライドショーを作れます。
もっと個人らしさを出したい方は、追悼動画のアイデアもご覧ください。